直接原因と根本原因
直接原因（英語表記は、Proximate Cause または Direct Cause）とは、システム・サービスにおける不具合事象を引き起こす原因となった具体的な構成要素に対する設計計画内容やシステム・サービス実行中の条件や状態を指す。直接原因には、事象を引き起こした具体的な設計仕様上の問題点や事象を事前に検出できなかった具体的な品質評価（試験）仕様上の問題点が含まれる。
根本原因（英語表記は、Root Cause）とは、直接原因を産み出している組織活動上の要因（業務プロセスやマネジメントシステムの悪さ）を指す。組織活動上の要因の例としては、以下のようなものが挙げられる。
根本原因（英語表記は、Root Cause）とは、直接原因を産み出している組織活動上の要因（業務プロセスやマネジメントシステムの悪さ）を指す。組織活動上の要因の例としては、以下のようなものが挙げられる。
- 直接原因の発生を防止できなかった業務プロセスにおける問題点
- 経営層の関与を含めたマネジメントシステム全体の問題点
- マネジメントシステムの基礎となる安全文化、組織風土の問題点